不易糊工業株式会社

不易糊工業株式会社
不易糊工業株式会社

アピールポイント

でんぷん技術から化粧品など新規事業に積極的に取組んでいます。

製品の特徴

日本初(世界初)腐らないでんぷんのり
創業明治19年(1886年)、明治28年腐らない事務用のりとして、フエキ糊が誕生しました。「フエキ糊」は他社が真似できない「高い安全」「高品質」なでんぷん技術のノウハウがぎっしり詰まっています。また、一番のマーケットである幼稚園ルートにおいては、70%以上のシェアを永年保っています。

技術力

蓄積されたでんぷん化学の技術。特に「フエキ糊」は他社が真似できない高品質なでんぷん技術のノウハウがぎっしり詰まっています。
また、顔料分散・高分子技術の応用などから、水性物の固形化技術等、広範囲な製品に応用。

事業実績

でんぷんのりの幼保市場においては、全国70%以上のシェア。
化粧品事業に2008年から参入し、ハンドクリームやリップクリームが好評です。
どうぶつのりから生まれた「フエキくん」キャラクターでライセンス事業を展開。
2011年からは中国企業とも契約、アジア市場にライセンス商品が生まれてきています。

経営理念

30年前に完成した「防腐剤にホルマリンを使わない安全無毒なでんぷん糊」は、研究開発に17年費やしました。未来ある大切な子供達に、私達が作るでんぷん糊を直接手で触り、安心して紙工作を楽しんでもらいたい。その事だけを思い続けて作り上げた「フエキ糊」は、その後の商品開発の基本品質になりました。地域そして地球環境保全、環境負荷の少ない製品が問われている現在。食品原料で作られた「フエキ糊」はエコ製品としての存在価値が今後ますます高まると考えており、また、その時得た技術の蓄積と製品開発に対する姿勢は、創業以来125年経った今、当社が向かう新たな目標への指針ともなっています。企業を取り巻く環境は、その変化の速度を増しながら、さらに複雑多様化していくものと思われます。

その他アピール

1990年(平成2年)
フエキ糊~「保存性の優れた事務用でんぷんのりの開発」技術に対して、大阪市立工業研究所の「工業技術賞」を受賞。
天然組成物の難しい保存技術に対して評価されました。
でんぷんのり技術に関しては、オンリーワン企業と自負しています。

製造能力

保有特許

  • 特許 5件、実用新案 1件

品質管理

  • 1970年公害防止のため、沈降分離槽・汚泥脱水機による排水処理装置を設置。
    1975年には、加圧浮上法・活性汚泥法により排水処理力を強化しました。
    フエキは地域環境も捉え、早い時期から環境対応してきました。

納期対応

  • フエキの固形化技術のひとつ、スティックのりの生産ラインについては、唯一の日本国内生産であり、高品質での別製対応が可能です。(他社はすべて海外生産となっています。)また、2008年には新規事業として研究開発してきました、化粧品市場にも参入いたしました。専用のクリーンルームでの製造は、いろいろなアイテムにも対応可能です。
    現在はフエキオリジナルのハンドクリームやリップクリームが好評です。

会社概要

代表者
代表取締役社長 梶田 安彦
所在地
大阪府八尾市竹渕東2-62
電話番号
06-6709-3735
FAX
06-6709-3231
Mail
otoiawase@fueki.co.jp
従業員数
80 人
資本金
3000 万円
創業年
1886 年
設立年
1933 年
業種
その他製造

特集・関連情報

八尾のトップシェア/オンリーワン企業

植物でんぷんを用いた熱可塑性樹脂の応用化学技術~文房具、化粧品から香り付きプラスチックに応用~

不易糊の開発で蓄積された植物でんぷんの応用化学技術

かわいい動物の容器に入った「フエキでんぷんのり」。子どものころよく使っていた方も多いのではないだろうか。この「フエキでんぷんのり」を開発、製造している企業が八尾市にある。

不易糊工業は、どうぶつのりの「フエキくん」で知られる糊製品を中心とした文具・事務用品メーカー。「不易糊」は日本初の「腐らない糊」の商品名であり、「糊がすぐ腐る」という主婦の声に応えるために1895年に開発された。その後、糊の防腐効果や安定性維持のために使用していたホルマリンに発ガンの危険性が国内で指摘され、子どもが安心して使える糊を開発したいという思いから、業界を先駆けてノンホルマリンの研究を開始し、安全安心な原料へ変更する等の改良を重ね1981年には研究に17年の歳月をかけたノンホルマリンとうもろこしでんぷん100%の「不易糊」の開発に成功した。JIS規格では元々基準値をクリアしていたのだが、ホルマリンゼロにこだわり、徹底的に安全安心を目指した。 「不易糊」の開発過程のなかで、植物でんぷんの応用化学技術が蓄積されていき、でんぷんのりのほか、固形糊や、書道液、化粧品、幼児保育用の描画材料、建築用シャープペンシル・マーカー等の筆記具等の新商品を投入してきた。

直近では、エコプラスチックの開発に力を入れている。プラスチック業界のエコプラスチック原料といえば植物由来のポリ乳酸が注目を集める中、不易糊の歴史である植物でんぷんそのものを原料に使用した熱可塑性樹脂の研究開発を進めている。

植物でんぷん糊製造技術を用いた新製品

≪① インクジェットプリンタで印刷できるクリアフォルダ≫

従来、クリアフォルダへの印刷は専用の印刷機械が必要であり、企業名やロゴなどをクリアフォルダに印刷する場合は、専門業者に大ロットで委託する方法しかなかった。その不便さに目をつけ、でんぷん糊開発過程で培ったブレンド技術を用いて、家庭用のインクジェットプリンタで印刷できるクリアフォルダの開発に成功した。これにより、中小企業や一般個人でもオリジナルのクリアフォルダを簡単に作成できるようになった。このクリアフォルダは、2014年夏に開催された文具関係の展示会で金賞を受賞するなど、対外的な評価も得ている。

≪② 香りつき(消臭)のエコプラスチック≫

植物でんぷんを用いることによる保香性の特性を活かし、香りや消臭成分を付加できる植物でんぷんを用いた熱可塑性樹脂の開発に成功し(2013年8月特許申請)、まず、3Dプリンター用フィラメントとして2014年秋に生産を開始した。 今後は、プラスチックを1ミクロン単位の線径でカットすることで香り付きの繊維として活用するなど、さまざまな用途が期待できる。

その他新製品

24種の香りが楽しめるリップクリーム

スティックのりの製造技術や香りを付加するノウハウを生かし、「フレッシュピーチ」「カシスカクテル」など24種の香りが楽しめるリップクリームを開発した。気分にあわせて香りを選んでほしいという思いをこめ「リップビュッフェ」という商品名で、2014年10月より販売を開始した。

今後の展望

「主婦のために腐らない糊を作りたい」「子供たちのために安心して使える糊を作りたい」。そんなまごころから商品開発が始まり、粘り強い研究を続け、開発ノウハウが蓄積されていき、新しい価値を創造してきた。植物でんぷんを用いた熱可塑性樹脂の応用化学技術による新製品投入を目指す等、創業130年へ挑戦し続ける不易糊工業。今後の動向に注目したい。

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