



アベル株式会社


アピールポイント
オンリーワン技術でステンレスに機能性と意匠性を付与する
製品の特徴
ステンレス電解発色「アベルブラック」
塗装でもメッキでもない、表面の酸化皮膜を成長させて色を出す黒染めです。光の干渉を利用して黒色化する方法で、均一性・密着性に優れた表面処理です。
技術力
アベルブラックにより生成する酸化皮膜は厚み1ミクロン以下で、寸法精度が要求される部品にも対応が可能。材質はSUS304、316などのオーステナイト系SUS、SUS430等のフェライト系SUSに対応可能。
事業実績
・携帯電話のカメラモジュール、光学機器の内部部品の反射防止処理
・高級ブランド店(バーバリー、ドルガバ、グッチ等)の内外装
・家電製品の外装 など
その他アピール
・KANSAIモノ作り元気企業2008
・文部科学省先端研究施設共用イノベーション創出事業 京都大学 ADMIRE計画に採用
・ものづくり補助金(試作開発等支援事業)
技術分野について
加工処理技術
「素材」「加工処理(技術)」「製品・用途」の製造3段階別
| 素材 | 加工処理(技術) | 製品・用途 | 加工種別 |
|---|---|---|---|
| ステンレス薄板 | 膜厚1μm以下の黒色化処理 | 光学部品の反射防止 | 表面処理1 (めっき) |
| ステンレス薄板 | 精密バリ取り | プレス、エッチング後の微細バリ除去 | 表面処理2 (塗装・磨き等) |
| ステンレス | 高級感を与えるピアノブラック仕上げ | 建材、家電の内外装 | 表面処理1 (めっき) / 表面処理2 (塗装・磨き等) |
最終製品
保有技術や製品品目が最終的に活かされている製品
| 製品(モノ)の名前 | 部品(パーツ)名 | 製品分野 |
|---|---|---|
| 携帯電話 | カメラモジュール | 情報通信機器 / 通信機器 |
| 有機ELテレビ | スピーカーパネル | 機械・器具 / 家電製品 |
| 携帯電話 | 外装パネル | 情報通信機器 / 通信機器 |
| 店舗の内外装 | 建設・建設資材・不動産 / 建設資材 |
製造能力
品質管理
| 認証名 | 取得年 |
|---|---|
| 9001 | 2009 |
納期対応
- 試作から量産まで幅広く対応できます。
会社概要
- 代表者
- 代表取締役 居相 英機
- 所在地
- 大阪府八尾市南太子堂1-1-42
- 電話番号
- 072-992-5401
- FAX
- 072-993-9912
- info@abel-s.co.jp
- 従業員数
- 30 人
- 資本金
- 2000 万円
- 創業年
- 1943 年
- 設立年
- 1943 年
- 業種
- 金属製品製造
- Webサイト
- http://www.abel-s.co.jp/
紹介動画
受賞・認定
受賞・認定バッジ




特集・関連情報
八尾のトップシェア/オンリーワン企業
世界初のステンレス表面処理技術-アベルブラック-
ステンレス極薄膜技術「アベルブラック」
ステンレスは「錆びにくく丈夫で美しい」といわれるが、その理由は、鉄にクロムを添加すると、クロムが酸素と結合して表面に薄い保護皮膜(不動態皮膜)が形成され、腐食を防ぐからだ。
アベル株式会社は、この極薄皮膜をコントロールすることで、難しいと言われていたステンレスへの着色に成功し、「電解発色」という技術を確立した。その後同社は、黒色に特化することで、意匠性と機能性を兼ね備えた「アベルブラック」を開発し、さまざまな分野で使用されている。
開発秘話 ~電解発色というオンリーワン技術~
アベル株式会社が電解発色法の開発を始めたきっかけは、アルミサッシのカラー化に伴い、ステンレス製の周辺金物などへの同系発色が求められるようになったからだ。しかし、従来の化学発色法では、感覚で色を制御するため品質が安定しなかった。そこで同社は、独自の技術開発に取り組み、ステンレス鋼の電解発色というオンリーワン技術の開発に成功した。
同社の電解発色は、塗装とは違うのではがれる心配もなく、化学発色法による光沢感や耐候性はそのままに、課題であった色の均一性・再現性を格段に向上させており、建材業界など市場からも高い評価を得ている。

黒色特化で広がる大きな可能性
電解発色技術の開発に成功した同社は、戦略的に「黒」にこだわった。黒は流行に左右されない色であり、また、電解発色において黒色は他の色に比べて安定性が高く高級感のある色を出せる、光の反射を防止するといった特徴もある。
このように、意匠性と機能性を兼ね備えた「アベルブラック」は、高級感を大切にしているブランド店の内装や電化製品の外装、寸法精度が求められる精密機器部品など幅広い分野で活躍している。2012年5月に開業した東京スカイツリーのエレベーターの内装でもアベルブラックが採用され、今後もさまざまな場所で同社の技術を目にすることが出来るだろう。




今後の方向性
同社は、連続的な電解発色処理により黒色ステンレス鋼をコイル材化した材料の生産・販売に取り組んでいる。顧客から提供された成型後の部品に電解発色処理を行うのではなく、ステンレス鋼に「アベルブラック」加工を施したコイル材を提供することで、ステンレス鋼材に付加価値をつけて提供することができ、国内外のさまざまな分野への販路拡大を狙う。
同社は今後も、顧客との距離を近づけ「提案」していくことで、時代の求めるニーズにうまく合った技術・製品の開発を目指していく。
